エネルギー停戦、トランプ氏の発表にロシアはなお確認せず
· BehindLines 編集部
トランプ米大統領は日曜、ロシアとウクライナがエネルギー施設への攻撃を直ちに停止することで合意したと発表した。しかし、これまでの報道では、その説明と当事国が公に示した立場には隔たりがある。ウクライナ側は発表で初めて知ったとし、ロシアが応じれば停戦を支持すると述べた。クレムリンは合意を確認せず、ペスコフ報道官は接触が続いていると説明するにとどまった。
ロシア側が歓迎する理由
BBCの分析は、ロシアの一部の親政府メディアが発表を好意的に受け止めたと伝えている。引用されたモスコフスキー・コムソモーレツ紙は、ウクライナに守るべき精製能力はあまり残っておらず、停止措置は主にロシアの多数の製油所を保護する、と論じた。これは同紙の主張であり、両国の施設を独立に調べた結果でも、ロシア政府が示した合意内容でもない。
ロシア産ディーゼルとの関係
背景にはロシア産ディーゼル燃料をめぐる米国の判断がある。アルジャジーラによると、米政府は停戦発表の二日前に関連制裁を一時的に緩和した。米国の両主要政党の議員から、国内法に適合するか疑問が出た。ただし、こうした批判だけで法違反が確定したわけではない。同局の記者は、十一月三日の中間選挙前に燃料価格を下げる狙いがあると分析したが、これは記者の見立てであり、確認された動機ではない。BBCは、ウクライナによる製油所への攻撃が続けば、ロシア側がそれを米国の利益に反する行為として描く可能性があると指摘している。
かみ合わない発言
トランプ氏は双方が同意したと主張し、両側に違反があったと述べた。ゼレンスキー氏は停止を支持し、保証措置を提案する一方、ロシアが月曜日の時点で既に六か所のエネルギー施設を攻撃したと非難した。ロシアのラブロフ外相は、ウクライナに猶予を与えるべきではないとの考えを示した。欧州連合は新たな制裁を採択した。
現段階の報道から、モスクワが実行可能な停戦を受け入れたとは確認できず、署名された文書も報じられていない。今後の焦点は、ロシアが約束を認めるのか、認めるならどのような条件を付けるのかだ。