ノルドストリーム事件の裁判開始、弁護側は訴追打ち切り要求
· BehindLines 編集部
ノルドストリームのガスパイプライン破壊に関与したとして起訴された元ウクライナ軍将校の裁判が、10月14日にハンブルクで始まった。初日から弁護団は訴追の打ち切りを求めた。DW、AP通信、AFPの報道では、標的となった施設の性格と、被告が十分に防御できるかという二つの問題が争われている。
パイプラインをどう捉えるか
検察は、民間施設への攻撃を戦争犯罪への関与として位置付ける。弁護側はこれに反論し、ロシアがパイプラインを圧力の手段として利用し、戦争遂行の資金にも役立てていたと主張する。
いずれも訴訟当事者の立場である。軍事目標だったという主張は裁判所の認定ではなく、起訴も有罪の宣告を意味しない。被告には無罪の推定が適用される。
2022年9月の爆発は、ロシアとドイツを結ぶ海底パイプラインを損傷させた。DWによると、4年後も稼働していない。この背景は事件のエネルギー面と外交面での重要性を説明するが、個人の責任を判断する根拠にはならない。
沈黙を巡る争点も
弁護団はさらに、ウクライナ当局が依頼人に秘密保持を求めているため、弁護士に対しても事件を自由に話せないと訴える。AP通信によれば、この制約の主張も打ち切り要求の理由に含まれる。DWは、起訴内容が読み上げられた後、被告が発言しなかったと伝えた。
今後の手続きでは証拠と対立する論拠を検討する必要がある。裁判を戦争への立場表明に還元したり、検察の見方を先に承認したものと受け取ったりすることはできない。現段階の新しい情報は審理の開始と弁護側の要求であり、確認した報道に最終判断の発表はない。