2026年フェミナ賞、ヤニック・エネル、ラウラ・カシシュケ、ジェニファー・タマスに
· BehindLines 編集部
フェミナ賞の審査員団は2026年11月4日、パリで受賞者を発表しました。フランス小説部門はヤニック・エネル(Yannick Haenel)の『La solitude des professeurs est infinie』(ガリマール)、外国小説部門はラウラ・カシシュケ(Laura Kasischke)、評論部門はジェニファー・タマス(Jennifer Tamas)です。
3人の受賞者
Livres HebdoとActuaLitté によると、エネルは2回目の投票で選ばれました。小説はパリ郊外の中学校の若い教師ジャン・ドゥシェルを追う物語で、franceinfoはほとんど耐えがたい職業を描いた叙事詩と評しています。カシシュケは『Baignade surveillée』(ガリマール、セリーヌ・ルロワ訳)で受賞しました。1969年の米国を舞台に、5歳の子どもの溺死を軸にした作品です。タマスは『Barbe Bleue, contre-enquête』(スイユ)で評論賞を受けました。後の2人は1回目の投票で選ばれたと、Livres HebdoとActuaLitté は伝えています。
ガリマールが席巻した1週間
Livres Hebdoは、ガリマールとフラマリオンを傘下に持つマドリガル・グループが今週「小さなグランドスラム」を達成したと指摘しています。メディシス賞はフィリップ・ヴァセ、ゴンクール賞はフィリップ・ジャナダ、ルノドー賞はフランソワ=アンリ・デザレーブル、そしてフェミナ賞です。同記事によれば、ゴンクール賞の最終候補でもあったエネルの作品は4万5000部以上売れています。エネルは過去の作品でデサンブル賞、アンテラリエ賞、メディシス賞を受けています。
会場と論争
ActuaLitté によると、授賞式の会場はカルナヴァレ博物館からモンテーニュ通りのメゾン・ディオールに移りました。審査員団は資金の提供はなく完全に独立していると説明しています。同サイトはまた、エネルの小説とファブリス・サンシェが2025年にプロン社から出した本との間に盗用の疑いがあると報じたことを振り返っており、エネルはその文章を知らなかったと述べています。審査員のジャンヌ・ブナムールが2025年にアシェットの支援に抗議して退いたことにも触れています。
まだ分からないこと
得票数や審査員団の正確な構成など、情報源によって食い違う点があるため、ここでは取り上げません。受賞が現在の発行部数を超える売れ行きにつながるかは不明で、盗用の疑いについて裁判所や出版社が判断を示したという報道もありません。