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コロンビア国立博物館、撤去された63点が展示室に戻る

· BehindLines 編集部 · 更新日

コロンビアの首都ボゴタにある国立博物館(Museo Nacional de Colombia)は、10月15日に政府の指示で撤去された63点を、裁判所の決定を受けて常設展示室に戻した。ザ・アート・ニュースペーパー(The Art Newspaper)が11月2日にこの復帰を報じた。撤去は10月15日、判決は28日の出来事で、NTN24は30日の時点ですでに返却を報じていた。

撤去、そして裁判所の命令

ザ・アート・ニュースペーパーによると、撤去はアベラルド・デ・ラ・エスピリエタ大統領の政権の命令で文化省が実行し、理由は「政治的な刷り込み」への対抗とされた。同紙は、行政府がこの動きを「文化戦争」と位置づけていると伝える。日刊紙エル・パイス・コロンビア(El País Colombia)は10月29日付の記事で、当局の別の説明を伝えた。展示の見直し、収蔵品の入れ替え、「制度上の中立」である。パウラ・オルギン文化相は、公立博物館が刷り込みの場や偏った歴史観の場になってはならないと述べたとされる。文化省は検閲や差別を否定している。ノティシアス・RCN(10月29日付)によると、判事は、文化省が具体的な学芸評価をせず、政治的・歴史的な意味を持つ内容を撤去する大統領の指示を根拠にしたことを問題視した。

議員や市民団体は、基本権の保護を求める訴え(トゥテラ)を起こした。ガブリエル・ベセラ下院議員とLGBTIQ+の団体が原告に含まれる。エル・パイス・コロンビアによると、ボゴタ第24家庭裁判所のセサル・エンリケ・オソリオ・オルティス判事は、文化省と博物館に63点を48時間以内に返すよう命じた。38ページに及ぶ決定は15件の訴えをまとめたものだという。ザ・アート・ニュースペーパーは、命令が10月28日の夜に出され、文化省が10月30日の金曜日に従ったと伝えている。

判決が求めること

エル・パイス・コロンビアによると、品々は適切な保存条件のもと、元の展示場所に戻さなければならない。裁判所は並行して、博物館の遺産管理委員会とともに技術・学芸面の評価を行うよう求め、歴史的記憶、差異化とジェンダーの視点、多元性、平等、検閲の禁止を基準とする。判事は、内容や表明された見解だけを理由に作品を撤去することを禁じた。今後の変更自体は妨げず、制度上の手続きを通し、検証可能な理由があることを条件とする。これより前の保全措置でも、品を保管し、新たな撤去を避けることが命じられていた。

名前が挙がった品には、活動家エリザベス・カスティージョ氏の虹色の旗、2016年のFARCとの和平合意の署名に使われた、銃弾から作られたペン、そしてポスターがある。ポスターには、女性への暴力に反対する日のもの(ザ・アート・ニュースペーパー)と、ベルナルド・ハラミージョ・オサ氏の選挙運動のもの(エル・パイス・コロンビア)が含まれる。品々は主に「Memoria y Nación」と「Hacer Sociedad」の展示室にあったものだ。エル・パイス・コロンビアによれば、和平特別管轄裁判所(JEP)も、紛争被害者に関わる品の変更について、文化省と博物館に目録、写真、承認の記録を求めた。

博物館界の反応

ザ・アート・ニュースペーパーによると、数百人が博物館の前に集まり、ボゴタ、バランキージャ、カルタヘナ、メデジン、トリマの近代美術館とムセオ・ラヨの計6施設が「深い懸念」を表明し、博物館の専門的な自律の尊重を求めた。メデジン近代美術館のチーフ・キュレーター、マリエルサ・カストロ・ビスカラ氏は、考慮すべき「前例」であり、恐怖を広める権威的なやり方だと述べた。ガブリエル・ベセラ氏はXに、いかなる政府も国の歴史を所有してはいないと書いた。

わかっていないこと

セマナ(Semana)は10月30日、文化省から返却の確認を得たと報じた。NTN24(10月30日付)によると、作品は10月29日から30日にかけて展示室に戻ったが、「Fuerza, fe y sustancia」の展示室は再設置の間も閉鎖されたままだった。控訴が予定されているかは確認していない。展示室をどう見直すかという議論は続いている。裁判所は正当な理由のある変更の余地を残しつつ、作品が表す意見を理由とする変更は退けた。

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