オーベール駅で、クリスティーヌ・サン・キム(Christine Sun Kim)が音を図像として巡らせる
· BehindLines 編集部
パリで、ろう者のアーティストChristine Sun Kimが、Festival d’Automne(フェスティバル・ドートンヌ)の一環として、AuberのRER駅で8点の作品を展示している。L’esprit de l’escalierと題されたこのシリーズは12月21日まで見られる。一方、Galeries Lafayette Haussmannの屋上に設置された部分は、10月31日に終了した。
空間を占める手話の動き
フェスティバルによれば、L’esprit de l’escalierはユーモアと図形楽譜の原理を組み合わせている。同イベントのために制作された大判の新シリーズで、作家にとって初めての参加となる。このプロジェクトは、ろう者の文化と歴史を記録し、守り、伝えるという、より広い取り組みの一部である。
屋上で展示されたForever Behind Nowは、アメリカ手話が時間をどう表すかを探った。過去は身体の後ろ、現在は話し手の身近な空間、未来は前方にある。フェスティバルは、身ぶりの動き、速さ、衝撃がそこで本質的だと説明し、木炭のドローイングがこの時間軸と戯れているという。
この探究は、2025年にニューヨークのホイットニー美術館(Whitney Museum)で開かれたAll Day All Nightの延長にある。同館はドローイング、映像、彫刻、インスタレーションを集め、作家が手話の空間的なダイナミズムを図像の形に変えていることを示した。話し言葉のほうが手話より優れているという見方への異議申し立てだと位置づけている。
実用情報:場所と入場
展覧会は無料。Auberでは、交通チケットを使って駅から入場する。フェスティバルによると、駅は毎日5時45分から翌1時20分まで開いている。Galeries Lafayetteのサイトは別に、AuberとOpéraの両駅の通路で2026年12月まで、RATPとの協力で展示されると記している。2027年1月までとするRATPのページは確認できなかったため、ここではフェスティバルの日付を採用した。