アンヌ・ペルサン、エルクマン=シャトリアン賞を受賞
· BehindLines 編集部
2026年のエルクマン=シャトリアン賞(Erckmann-Chatrian Prize)は11月2日、ブシェ=シャステル社から刊行された小説『爆撃下のウジェニー』(Eugénie sous les bombes)により、アンヌ・ペルサン(Anne Percin)に贈られた。第97回となる今回は、メス市庁舎で審査員が審議を行った。メス市とMoselle TVがこの選考を伝えている。
本書は20世紀初頭、ヴォージュ地方の田園で暮らすシャルルとウジェニーを描く。彼は教師となり、彼女は家事使用人として働く。社会的な希望と農村世界への愛着が交わるなかで、二人の道は重なっていく。その後、物語は第一次世界大戦の期間も二人を追う。
小説のもとになったのは、著者の曾祖父シャルルが残した文書だ。ActuaLittéは、それらの記録の発見を二人について調べる出発点として紹介している。Moselle TVも、家族のアーカイブが小説の執筆に果たした役割を伝えた。受け継がれた資料と文学的な構成との結びつきは、本書の試みを理解する手がかりになる。それによって小説を単なる記録の書き写しとして扱うこともない。
11月の受賞によって、秋の文学シーズンに刊行された一作に新たな関心が集まる。ActuaLitteによると、本書の刊行日は2026年8月20日。Moselle TVによれば、審査員の選考は全会一致だった。この賞は「ロレーヌのゴンクール賞」と呼ばれ、地域に根ざした性格を表している。市の紹介によると、ロレーヌ出身の作家、または物語の舞台がロレーヌである小説が対象となる。
今回の受賞者には、ほかに二人の名前が挙がった。ニコラ・ルイスは、18世紀ロレーヌの婚姻と財産を扱う著作で歴史文学助賞を受ける。ロレーヌ文学助賞は、ヴォージュ地方の木造建築についての本を執筆したジャン=クロード・ビニョンに贈られる。これらの賞は小説賞と並び、この地域を題材に書くさまざまな方法にも光を当てている。