BehindLines

ヨルダン川西岸、オリーブ収穫の家族を入植者が襲撃

· BehindLines 編集部

10月16日金曜日、占領下のヨルダン川西岸で、覆面をした数十人のイスラエル人入植者が、オリーブを収穫していたパレスチナ人の家族を襲った。現場はラマラに近いアブファラ付近。車やオリーブの木が放火され、米紙ワシントン・ポストで働く米国人写真記者ハイディ・レヴィン氏も負傷した。

負傷者数は情報源によって異なる。BBCが引用した地元当局者は、パレスチナ人12人が負傷し、うち4人は米国籍も持つとした。ガーディアンが引用したパレスチナ当局の集計では、8つの村で襲撃があり、少なくとも20人が負傷した。同紙によると、アブファラには少なくとも80人の入植者がおり、一部は銃やこん棒を持っていた。

倒れた記者を10分以上殴打

目撃者によると、レヴィン氏は地面に倒れた状態で10分以上にわたって殴られた。同氏は、ヘルメットと防護ベストのおかげで、さらに重いけがを免れたと説明した。ガーディアンは、身分証や電話、機材も奪われたと伝えた。ワシントン・ポストは、同氏が記者であることは明確に識別できたと強調し、徹底した調査を求めている。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は、事実関係は「不明確」だとし、パレスチナ人や極左の活動家に責任があると主張する一方、あらゆる暴力を非難すると述べた。イスラエル軍は状況を調べているとしている。米国の外交当局は、加害者がどちら側に属するかを問わず、捜査、逮捕、有罪判決につなげるよう求めた。

緊張が続く収穫期

BBCが引用した国連の集計によると、この2週間の入植者による襲撃件数は、昨年の収穫期全体を上回った。イスラエルの人権団体イェシュ・ディンは、9月27日以降、少なくとも170件の襲撃を記録している。新たな軍の規則では、パレスチナ人が許可なく立ち入れない農地が約8,800ヘクタールに達し、昨年より30%増えている。

オリーブは多くの家庭にとって、依然として生計を支える重要な資源だ。2023年10月以降、イスラエルで働くための許可が多数取り消されたことも、その重要性を高めている。国連と大半の国は、西岸の入植地を国際法に反するとみなす。現地での収穫は時間との闘いとなっている。複数の村が協力して作業し、互いを守ろうとしているが、必ずしも成功していない。

出典