Villa Vieの長期居住型クルーズ、カンボジアで中断 再建資金を模索
· BehindLines 編集部
何年も海上で暮らすはずだった旅が、カンボジアで止まった。Villa Vie Residencesは、燃料費の上昇を吸収できなくなったとして、運航するOdyssey号の営業を停止した。10月28日付のAFP記事を掲載したCNAによると、約200人の乗客がシアヌークビルで下船を余儀なくされた。
客室は暮らしの場でもあった
Odyssey号は2024年10月にベルファストを出発した。居住者は客室を購入または賃借し、旅を続けながら船で生活できる仕組みだった。今回の中断が突きつけるのは、観光の寄港予定が取り消されることに加え、住まいをどうするかという問題である。
CNAは、船上生活の費用を賄うため財産を売った乗客もいたと伝える。同メディアが引用したプレアシアヌーク州のLong Dimanche副知事によると、乗客に与えられた下船準備の時間は7時間だった。その後、飛行機で出発した人も、市内にとどまった人もいるという。
会社が挙げる燃料費の負担
Splash Cruiseが紹介する会社側の数字では、客室当たりに換算した月間燃料費は、従来の平均約1,800米ドルから、アジアの一部では推定6,000~8,000米ドルに上がった。これは運航会社が示した費用の指標であり、顧客向けに発表された客室料金ではない。
会社は、燃料消費を抑えるため航程を遅らせ、寄港地での滞在を延ばしたと説明する。ただ、それでも十分ではなく、増加分のすべてを居住者に転嫁することもできないとしている。
資金調達を探る段階で、再開の保証はない
Splash Cruiseによると、Villa Vieは60日間で事業再編と新たな資本の確保を目指している。同社の発表(10月27日)と10月28日の報道の時点では、資金調達も取引も成立していなかった。この期間は立て直しを試みるためのもので、航海の再開を約束した日程ではない。
会社は居住者の仮住まい探しを支援していると述べる。一方、CNAは乗客Randy Cassinghamが、下船させられた人に運航会社は何も支援していないと批判したことも伝えた。会社が支援を表明していても、全員が実際に支援を得たとは確認できない。引用した報道の時点で、クルーズの再開日は発表されていない。