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オラクルが200億ドルの資金調達に着手、株価は下落

· BehindLines 編集部 · 更新日

CNBCによると、米ソフトウェア・クラウド大手のオラクルは2026年11月2日(月)、米証券取引委員会(SEC)に書類を提出し、普通株100億ドルと優先債(シニア債)100億ドルの計200億ドルを2本立てで調達する計画を示した。人工知能インフラの拡張資金に充てる狙いだ。投資家が同社の債務水準を懸念し、株価は同日大きく下げた(報道機関や時刻により6.5%から8.8%安)。

すでに知られていた計画、提出で具体化

金額に意外性はない。同じくCNBCによれば、オラクルは前の週の水曜日(10月28日)の投資家向け説明会でこの計画を示していた。同社はそこで、2027〜2030会計年度の投資サイクルに関する追加の資本市場での資金需要を、この200億ドルに抑えると述べた。ただし、既存債務の借り換えは含まない。つまり新しいのはSEC提出だけで、上限は先週のものだ。Finchannelは、予備目論見書に基づき、2つの発行は互いに独立しており、一方だけが成立することもあり得ると説明している。11月2日付の最終価格条件書では、5本の債券の利率が7.000%〜8.650%に決まり、決済は11月4日の予定となった。株式の発行価格は同書に示されていない。

資金の使途について、CNBCは設備投資、債務返済、今後の案件などを含み得る一般的な事業目的としている。Finchannelはロイターを引用し、買収、配当、自社株買いも挙げている。またCNBCによれば、オラクルはベンダーファイナンス、顧客が提供する機器、顧客からの前払いも活用する方針で、2028会計年度後半にフリーキャッシュフローの黒字化を見込んでいる。

市場の反応

CNBCによると、株価は説明会の後いったん上昇したが、提出当日に8.8%下落した。年初来では33%安、過去12カ月では50%安である。Finchannelは別の数字を挙げており、ニューヨーク時間の午後1時25分ごろに6.5%安の122.18ドルだった。これは取引時間中の気配値で、差の一部はおそらくそのためだ。数字は基準とする時刻によって変わる。ヤフー・ファイナンスはこの日の下落を7%としている。

注視される財務状況

CNBCによれば、オラクルの債務は8月31日時点で1,253億4,000万ドルで、大半がシニア債である。2031年満期の利率4.95%の債券の利回りは現在約7.276%、5年物のクレジット・デフォルト・スワップは292ベーシスポイントで、1年間で約265%上昇した。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのギャビン・ノーラン氏は、この水準は投機的格付けの上位に近いとみている。S&Pは7月にオラクルの格付けを投機的等級の一段上にあたるBBB-へ引き下げており、同社は引き続き投資適格である。

Finchannelは、2027会計年度第1四半期の営業キャッシュフロー(231億ドル)が設備投資(285億ドル)を下回り、フリーキャッシュフローは約54億ドルの赤字、売上高は193億ドルで30%増だったと指摘している。これらの計算は同記事によるもので、オラクルの見通しではない。

意味づけをめぐり分かれるアナリスト

ベアードのロブ・オリバー氏は、提出内容はオラクルが予告していたとおりだとし、市場の反応の大きさに疑問を示した。UBSのカール・キアスティード氏は、この上限は債券市場や資本コストへの懸念を和らげると述べつつ、その懸念自体は過大だとみている。ダイナスティ・ファイナンシャル・パートナーズのパット・ナーニー氏は、すべては実行にかかっていると述べ、今回を最後の調達と位置づけたオラクルが2027年後半に再び市場へ戻るなら、投資家は警戒すべきだとした。

何が変わるか

株主にとって、株式発行は希薄化を招き、その大きさは最終価格次第だ。信用市場にとっては、データセンター競争に深く関わる企業の債務への需要を試す取引になる。債券の決済予定は実際の取引完了とは区別される。株式の発行は独立した手続きである。本稿は投資助言ではない。

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