ユーロ圏、7〜9月期の成長ペースが鈍化
· BehindLines 編集部
欧州の経済活動は夏の間も拡大を続けたが、春に比べてペースは緩やかになった。ユーロスタット(Eurostat)が10月30日に公表した速報推計によると、2026年第3四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は0.4%増となり、前期の0.6%増から鈍化した。欧州連合(EU)全体では、伸び率は0.7%から0.5%に下がった。
これらの変動は、季節要因と暦の影響を調整した実質ベースの生産の動きを示すもので、連続する二つの四半期を比べたものだ。年間では、ユーロ圏が1.3%、EUが1.5%の伸びとなる。こちらは2025年第3四半期との比較である。二つの指標を足し合わせることはできない。
ドイツは成長、ただし牽引役にばらつき
ドイツ連邦統計局(Destatis)は、国別の状況を示している。同じく10月30日付の第一次推計では、前期比0.2%の成長とされた。消費支出はわずかに増えた一方、投資は減少したと説明している。
Destatisはまた、ドイツの年間の変化について二通りの見方を区別している。物価調整後のデータでは1.3%増、暦の影響も調整した場合は1.2%増である。つまり、これらは互換性のある推計ではない。同局は11月25日に結果の詳細を公表する予定だ。
結果はまだ暫定的
欧州の数値は不完全な情報に基づいており、改定される可能性がある。ユーロスタットは11月13日に新たな推計を発表するとしている。ドイツの数値は、ドイツ連邦統計局(Destatis)の別の発表によるものである。
四半期ベースのペースが鈍化したことは、欧州の生産が減少したことを意味しない。逆に、全体として良い結果が出ても、各国の状況を表しているわけではない。今後の発表を読み解くには、同じ比較期間と同じ統計上の調整を保つ必要がある。