経済学賞はホール氏とウッドフォード氏、経済安定化の基礎を評価
· BehindLines 編集部
「ノーベル経済学賞」と呼ばれるアルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞が、10月12日月曜日、米国の2人に授与された。スタンフォード大学のロバート・E・ホール氏とコロンビア大学のマイケル・ウッドフォード氏だ。スウェーデン王立科学アカデミーは、マクロ経済安定化のミクロ経済学的基礎に関する研究を評価した。政府や中央銀行が景気の上下動を和らげようとする際の考え方を支える仕事である。
1970年代の危機に応える
選考委員会は当時の背景を振り返る。1970年代の石油危機は、その時代のケインズ派のモデルを揺さぶった。低成長、高失業、高インフレが続いた10年間を経て、多くの経済学者は、安定化政策は利益よりも害をもたらすと考えるようになった。ホール氏とウッドフォード氏は別の道を示した。インフレ、生産、消費の統計的な相関だけに頼るのではなく、家計や企業の行動を出発点としてモデルを組み立てる方法だ。
委員会は特に、1970年代末のホール氏による期待と家計消費の研究、そしてウッドフォード氏が2003年の著書『Interest and Prices』で提示した包括的なマクロ経済モデルを挙げている。ガーディアン紙が報じ、マサチューセッツ工科大学(MIT)が紹介した発言で、委員長のジョン・ハスラー氏は、両氏の研究が中央銀行や政府の使うモデルの基礎になっていると強調した。
日々の政策につながる研究
中央銀行が雇用を損なわずにインフレを抑えようと利上げや利下げをする際、その判断には両氏の研究を受け継ぐ道具が使われる。今回の賞は、金融政策の日常的な道具となった研究をたたえるものだ。スタンフォード大学によると、ともにMITで博士号を取得した2人は、約120万ドルの賞金を分け合う。
この賞で2026年のノーベル賞シーズンは締めくくられる。昨年の経済学賞は、イノベーションと「創造的破壊」の研究により、ジョエル・モキア氏、フィリップ・アギオン氏、ピーター・ハウイット氏に贈られた。