マジックのカード販売が伸長、ハズブロが通期見通し上方修正
· BehindLines 編集部
ゲーム・玩具大手ハズブロは10月20日、第3四半期の売上高が前年同期比15%増加したと発表した。3部門すべてが増収となり、2026年の通期見通しも引き上げた。公表された実績では、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストおよびデジタルゲーム部門が、消費者向け製品やエンターテインメントを大きく上回る伸びを示した。
カードゲームがけん引、玩具も増収
同社によると、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の四半期売上高は初めて6億ドルを超えた。売上高は34%増で、「ホビット」とReality Fractureのシリーズが寄与した。これに対し、ウィザーズおよびデジタルゲーム部門全体の増収率は31%だった。対象範囲が異なる数字であり、マジックの売上高を画面上で遊ぶゲームだけの売上高と受け取ることはできない。ハズブロ
業界メディアThe Toy Bookは、消費者向け製品が4%、エンターテインメントが9%増収となった点も伝えている。Marvel、KPop Demon Hunters、Transformersなどのブランドが玩具事業を支えた。ゲームの伸びが目立つ一方、全社の成長は単一の事業だけに依存していたわけではない。The Toy Book
四半期実績と年間予測を分けて読む
報告上の営業利益は5億1700万ドル、特定の項目を除いた調整後営業利益は5億4100万ドルだった。両者は計算の対象が異なる。いずれの営業利益にも関税還付による押し上げが含まれる。同社が示す部門別の効果は、ウィザーズおよびデジタルゲームが700万ドル、消費者向け製品が4800万ドルで、合計は約5500万ドルとなる。
通期については、為替変動の影響を除く売上高成長率を、従来の5~7%から7~9%へ引き上げた。この範囲は企業の予測であり、すでに12カ月間で達成した実績ではない。年末商戦を控え、新製品や各部門の販売がこの見通しを裏付けるかどうかが、今後の確認点となる。