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グレートバリアリーフ:サンゴを食べるオニヒトデが多様性を支える可能性

· BehindLines 編集部

オニヒトデはサンゴ礁を荒らす存在として知られています。9月下旬に発表され、11月1日にScienceDailyが転載したシドニー大学の研究は、この見方に修正を迫るものです。低い密度であれば、グレートバリアリーフのサンゴの多様性を保つ助けになる可能性があるといいます。ただし、著者らはこの結果の限界も強調しています。

保護区のサンゴ礁での野外調査

シドニー大学の2026年9月24日付の発表によると、研究は学術誌『Ecology and Evolution』(2026年第16巻第9号)に掲載されました。生命・環境科学部のショーナ・フー博士が率いています。研究者たちは、同大学のワン・ツリー島研究ステーションで、オニヒトデがサンゴの群体に残した食べ跡と、生き残ったサンゴ組織を調べました。調査地点は保護区内にあり、健全な魚の個体群がオニヒトデの数を抑えています。

観察結果

同大学によると、観察した摂食の約75%近くで、生きた組織が残っていました。フー博士は、ワン・ツリー・リーフではオニヒトデが一度の食事でほぼ一定量のサンゴを食べて移動する様子で、群体全体を壊しているわけではないようだと述べています。

22週間の追跡で観察された回復は、サンゴの属によって異なりました。成長の速いミドリイシ(Acropora)の生き残った断片は、傷んだ部分を覆って再生しませんでした。成長の遅いコモンサンゴ(Montipora)とハマサンゴ(Porites)では、組織の再生が観察されました。オニヒトデは成長の速いサンゴを好んで食べるため、少数であればそうしたサンゴが場所を独占するのを防ぎ、成長の遅い種に余地を残す可能性があります。共著者のマリア・バーン教授は、この結果は「中程度撹乱仮説」と整合的だとしています。適度な撹乱は特定の種の優占を防ぎ、生物多様性を支えるという考え方です。

大発生の被害は依然深刻

状況には依然として懸念があります。グレートバリアリーフでは1960年代以降、オニヒトデの大規模な大発生が4回あり、おおむね15年に1度の頻度です。同大学は、オニヒトデの天敵であるホラガイ(大型の捕食性の巻貝)や一部のサンゴ礁魚類が減っていることで、生態系が大発生に対して脆弱になっていると付け加えています。

著者らは、今回の観察が大発生による被害を軽く見るものではないと述べています。大発生の後、サンゴは回復に苦労します。研究は、こうした事態が起きにくい海域で主に行われたため、適用範囲には限りがあります。フー博士は、自然な捕食者としての役割を果たしている個体群と、サンゴ礁の持続的な衰退を招く大発生とを区別する必要があると強調しています。

管理への影響の可能性

研究者らは、この結果が駆除をいつ、なぜ行うかの判断に役立つ可能性があるとしています。大発生を抑え込んだ後の目標は、必ずしもオニヒトデを完全に取り除くことではないといいます。駆除は、天敵を守る強力な海洋管理と併せて行うべきだとしています。これは単一のサンゴ礁での研究であり、グレートバリアリーフ全体で戦略を変える根拠というより、慎重さを促すものです。

情報源についての注記:ScienceDaily、大学の発表文、学術論文は同じ研究を扱っています。管理の背景として、グレートバリアリーフの管理当局(Reef Authority)はサンゴが成長できる密度を目指す駆除を説明しています。これは同研究の追試ではありません。

出典