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小さなオーストラリアのクモ、静止だけではない夜

· BehindLines 編集部

狩りをやめたクモは何をしているのだろう。オーストラリアの小型のハエトリグモ Portia fimbriata にとって、夜はただ動かずに過ごす休み時間ではない。ライプニッツ生物多様性変動分析研究所が10月27日に紹介した研究では、異なる二つの睡眠段階が報告されている。一方では眼の動きや筋肉のぴくつきが見られ、脊椎動物のレム睡眠を思わせるという。

見ているだけでは分からない

眠っている状態と単なる静止を区別するため、研究者は複数の観察を組み合わせた。チームを率いるボン大学によると、夜間の赤外線撮影に加え、音の刺激への反応を調べた。さらに睡眠を中断させた後にも観察を続け、失った睡眠を補う休息があるかを調べている。

ABC Scienceが10月27日に掲載した取材で、研究者の Nadja Geiger は、特にレム睡眠に似た段階で反応が遅れたと説明した。合図に反応しない個体もいた。こうした試験は、脚が動く映像だけよりも多くの判断材料を与える。

似ていても、夢の証明ではない

レム睡眠と聞くと、クモの夜の冒険を想像したくなるかもしれない。しかしボン大学は、チームが脳活動を測定しておらず、結論は行動に基づくと明記している。似た段階を観察しても、動物が何を経験しているかは分からず、夢を見ているとも断定できない。

結果を読むうえでは、この違いが大切だ。動きは観察できるが、夢があるとしても、その内容は今回の実験では観察できない。研究対象はこの種であり、すべてのクモを説明したものではない。

大きく異なる動物を比べる

ライプニッツ研究所によると、今後はクモの間でこうした段階がどれほど多様か、認知能力とどのような関係があるかなどを調べる。読者にとって興味深いのは、大きく異なる神経系が、どこまで比較できる休息の形を生み出すのかという未解決の問いだ。小さな狩り手は研究の手掛かりを与えるが、すべての答えを示すわけではない。

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