月とすばる、10月27~28日の夜の予報を読み直す
· BehindLines 編集部
2026年10月27日から28日にかけての夜、月がプレアデス星団に近づくと天文カレンダーが案内している。NASAが紹介するのは、月が星団の近くを通る見かけ上の動きだ。一方、ヨーク天文協会は、星団の一部の星が月に隠される現象も予報していた。英国向けの予報の時間帯はすでに過ぎている。各ガイドは接近と掩蔽の違いを理解する手掛かりになるが、実際の観測報告ではない。
空で隣り合って見える
プレアデス星団は日本では「すばる」、また「七姉妹」とも呼ばれ、小さな星の集まりとして見つけられる。NASAのガイドは、夕方に東の空を探すよう勧めていた。月と星団は時間とともに空の高い位置へ昇っていく。星団は肉眼でも見えるが、双眼鏡や望遠鏡を使えば、さらに細かな様子を確かめられる。
予報でいう接近は、空に投影された位置が近いという意味だ。月が実際に星々のところまで到達するわけではない。ガイドの星図も、見る方向を示すためのもので、この現象の最中に撮影された写真ではない。
星が隠れるかは観測地ごとに
ヨーク天文協会のカレンダーでは、27日から28日にかけて、月が星団北部の星を隠すと予報されていた。観測者から見て星が月の円盤の背後に入る現象が掩蔽だ。同協会は、月明かりによって暗い星を見分けにくくなることにも触れている。
英国向けの案内は、世界共通の時刻表にはならない。その地点でどの星が隠れるのか、また何時に起きるのかは、現地の天文暦を確認する必要がある。NASAが説明する全般的な接近だけで、誰もが同じ掩蔽を見られると判断することはできない。
日付の切り替わりにも注意
マクドナルド天文台の10月28日付の案内は、その夜の月とエルナトの接近を予告している。米国向けの別の観測目安だ。日付のある情報を読む際には、元の地域的な前提も保ち、翌日の夜へそのまま移し替えないことが大切だ。
確認したページは予報であり、観測結果や気象の記録は載せていない。英国向けの27~28日の時間帯を、これからの観測予定として案内してはならない。エルナトの予告も、すばるとの接近が別の日に移ったという意味ではない。