チャールズ国王、アンティグアで遺憾表明も正式謝罪はせず
· BehindLines 編集部
チャールズ国王は11月3日、アンティグアで大西洋奴隷貿易に深い悲しみを表明したが、正式な謝罪はしなかった。セントジョンズで開かれた英連邦首脳会議の開会式で演説した。王室が公表した全文と韓国タイムズの報道からは、遺憾の表明と賠償の決定を分けて読むことができる。演説は補償制度を発表していない。
国王は、この歴史の影響がカリブ海の島々や英連邦の他の加盟国にも残っていると述べた。過去から学ぶことはできるとも述べた。また、国際的な奴隷貿易の終結における英海軍の役割に言及した。これは王室演説が示した説明であり、英国の歴史的責任全体を評価したものと扱うことはできない。
過去の影響に応える方法として、国王は教育、雇用と経済的機会、英連邦内の貿易、気候変動への強靱性を挙げた。いずれも協力が可能な分野として提示したものだ。こうした分野を列挙することは、金銭賠償の仕組みを設けることとは異なる。該当する部分には、補償対象、金額、支払い手続きの規定はない。
謝罪がなかったことは、政治的な議論の中心に残る。韓国タイムズは、会場付近で抗議した人々が歴史的な被害の承認と回復を求めたと報じた。同紙は英国のアンディ・バーナム首相の立場も別に伝えている。首相は謝罪に前向きな姿勢を示す一方、金銭賠償は否定した。君主の発言、政府の立場、運動参加者の要求は、それぞれ異なる要素として読む必要がある。
会議の開幕では、歴史の重みを認めることと、現在の対応を決めることが並んで示された。国王の悲しみの表明は明確だが、それを公共の決定へ変えるには別の発表や交渉が関わる。今後は英連邦各国政府が実際に何を合意するのかを確認する必要がある。原則の表明を、既に採択された具体的な制度と見なすべきではない。