オーストラリアで、コウモリの鳴き声が既知の分布図を広げた
· BehindLines 編集部
オーストラリア北部で、ある控えめなコウモリの既知の分布図が、一つの音声記録によって広がった。オーストラリア・ワイルドライフ・コンサーバンシー(AWC)の発表を10月30日にEcoVoiceが取り上げ、Pungalina-Seven Emuでアーネム地方のコウモリが確認されたと伝えている。場所は、これまでで最も東の探知地点であるジャビル付近から、東へ約650キロメートルの地点にある。
生態学者のオリ・エイレン氏はマングローブの近くで網を準備していたとき、機器が通常とは異なる信号を記録した。その後、北部準州政府のコウモリ専門家ダミアン・ミルン氏に送り、同氏が識別を確認したと、この記事は述べている。情報は探知された鳴き声に関するもので、この個体を捕獲したとは書かれていない。
Taphozous kapalgensis は今もほとんど知られていない。オーストラリア博物館の解説によれば、この種は1979年に初めて発見された。飛びながら昆虫を食べ、湿地や開けた森林の樹冠の上で狩りをする。休む場所については博物館は断定を避けており、樹洞やタコノキの葉の付け根は可能性にすぎず、今回の探知で特定されたねぐらではない。
聞き取りは捕獲を補う。AWCは9月の報告で、Pungalina-Seven Emuの調査では生け捕りと超音波レコーダーを組み合わせたと説明している。小型コウモリ18種が記録され、そのうち6種は保護区の一覧に新たに加わった。一覧への新規掲載は、科学にとっての新種発見を意味しない。
また、知見の拡大と、実際に観察された移動は区別する必要がある。二つの探知地点の距離だけでは、650キロメートルの移動があったことは示せない。これまでこの地域での存在が十分に記録されていなかったことを示すにとどまる。今後の調査で分布とねぐらを明らかにする必要があり、この一つの信号を個体数の推定に結びつけるべきではない。