国連安保理、ラトビア議長国下の11月の作業計画
· BehindLines 編集部
安保理の活動を継続的に追う独立系の調査機関「セキュリティ・カウンシル・リポート」(Security Council Report)のまとめによると、国連安全保障理事会の理事国は11月2日、今月の暫定的な作業計画を採択しました。11月の輪番議長国はラトビアです。これは先を見据えた日程であり、会合の日付や、予告されている採決の結果は今後変わる可能性があります。
新興技術をめぐる討論
セキュリティ・カウンシル・リポートによると、ラトビア議長国は主要行事として、新興技術と安全保障をテーマとするハイレベルの公開討論を開きます。議題は「国際の平和と安全の維持」の項目に置かれます。アントニオ・グテーレス事務総長と市民社会の代表が発言する予定です。この会合の日付は情報源に示されていません。
ウクライナのサイトLiga.netは、ラトビアの国連大使サニタ・パヴルタ=デランド(Sanita Pavļuta-Deslandes)氏の発言(メディアのDelfiが伝えたもの)を引用し、同国が安保理議長を務めるのは今回が初めてで、11月1日から始まると伝えています。議題の約9割は必ず開かれる会合ですが、議長国は追加で1~2回の会合を招集できます。リガはこれを使って、ウクライナでの戦争を議題にとどめ、ロシアの宣伝に反論するつもりだとされています。
国際司法裁判所の選挙
同じまとめによると、11月3日に安保理と国連総会が別々に、ただし同時に投票し、国際司法裁判所(ICJ)の裁判官の席を埋めます。5つの席に9人の候補者が立っています。背景として、同裁判所規程では、候補者は両機関でそれぞれ所定の過半数を得る必要があります。本稿執筆時点では結果は分かっていません。
更新が必要な任務と制裁
11月中旬にはいくつかの期限が来ます。セキュリティ・カウンシル・リポートによると、国連アビエ暫定治安部隊(UNISFA。共同国境検証監視メカニズムへの支援を含む)の任務は11月15日に期限が切れ、中央アフリカ共和国の派遣団(MINUSCA)も同じく11月15日に期限が切れるため、その前に採決が見込まれています。ソマリアのアル・シャバブに対する制裁体制(海上での阻止を含む)は11月30日に期限を迎え、その専門家パネルの任務は12月31日までです。
イエメンについては、資産凍結と渡航禁止の措置を更新する必要があり、専門家パネルの任務は12月15日までです。これらの措置は2026年11月14日に失効します。決議2801号の文面(2025年11月14日に賛成13、棄権2、棄権したのは中国とロシア。Global Sanctionsも伝えています)とセキュリティ・カウンシル・リポートの月次予測がそう示しており、作業計画のまとめだけが11月15日としています。昨年の採決は過去の事実であり、現時点で新しいのは次の採決だけです。同じ予測によると、2026年9月以降、大規模な戦闘が再開し、専門家はフーシ派の軍事能力の拡大を指摘しています。フランス、英国、米国はフーシ派とイランへの圧力強化を支持し、ロシアと中国は交渉による解決を好むと説明されています。
その他の会合
月次予測は、シリアに関する月例会合、決議1701号に基づくレバノンに関する協議、南スーダンに関するブリーフィング、国際刑事裁判所のリビアでの活動に関する半年ごとの会合、ソマリアのアフリカ連合ミッション(AUSSOM)に関する非公開会合、北朝鮮に関する非公開協議も挙げています。作業計画のまとめによると、理事国は次期事務総長の候補者についての非公式な意向調査も続ける予定です。
何が変わるのか
これらの更新は毎年の周期に沿ったものです。新しい情報は日程であり、任務そのものではありません。決定はこれからです。今後数日で、安保理がこれらの案件で一致できるのか、イエメンをめぐる対立が再び採決に表れるのかが分かるでしょう。