BehindLines

ケコバ沖の古代陶器、沈んだ商船と交易を探る手掛かりに

· BehindLines 編集部

トルコ南部のケコバ島近くで見つかった陶器が、4400〜4700年前に沈んだとみられる商船のものとされている。考古学者は既知で最古の沈没船と説明する。ABCニュースとスカイニュースは10月14日、発掘責任者とトルコ当局を引用して発表を報じた。

完全な船体ではなく積み荷

ここで沈没船という言葉は、海底に船が丸ごと残っていることを意味しない。スカイニュースによれば、木造部分は保存されていない。アンフォラと呼ばれる陶製の貯蔵容器などが、遺跡を調べ、青銅器時代初期と関連付ける手掛かりになっている。

両媒体は発見場所をケコバ付近とし、同じ年代幅を伝える。ABCニュースはハカン・オニズ氏へのBBCのインタビューを参照し、スカイニュースは文化省も引用する。発表について一致する報道だが、独立した二つの考古学的鑑定ではない。

交易と日常の用途を復元する

スカイニュースによると、粘土の分析はヨルダン渓谷での製造を示唆する。同媒体はトルコのメフメト・エルソイ文化相の話として、似たアンフォラがエジプト、トロイ、クレタ島でも見つかっていると伝える。この比較は海上交易の研究に役立つ。レバント沿岸からトロイやクレタ島へ向かう航路は、研究者が示す仮説の段階にある。

ABCニュースはまた、九つの印と二つの穴がある容器が、バターやチーズの製造に使われた可能性を伝えた。この解釈を船上生活の確かな事実に置き換えてはならない。

発見の意義は古さの記録だけではない。容器は商品の移動や日々の作業を知る資料にもなり得る。発表された年代と器物の用途の解釈は、発見の告知だけでなく、科学的な公表内容とその方法に照らして評価する必要がある。

出典