Jodiの化石は落札、研究者が今後利用できる条件は未確認
· BehindLines 編集部
Jodiの愛称で知られる化石は、10月27日にニューヨークで買い手が決まった。Observerによると、サザビーズの競売では6人が競り合い、4730万米ドルで売却された。売却によって価格は明らかになったが、今後この標本を見たり研究したりできるかどうかは、まだ分からない。
事前の推定額と報道された結果
ABC Newsが10月27日に掲載したAP通信の記事は、サザビーズの事前推定額を600万〜900万米ドルと伝えている。ここで示す落札額は引き続きメディアの報道に基づく。通貨換算や、手数料を除いた価格の比較は行っていない。
本誌の10月17日の記事は競売前のJodiを紹介した。今回の続報は10月27日の売却結果を扱う。競りが始まる前に示された価格帯と、終了後に報道された金額は区別する必要がある。
組み上げた骨格と同定の変遷
Observerによると、化石は米モンタナ州のヘルクリーク層から見つかり、年代は約6700万年前とされる。組み上げた標本には修復部材が含まれ、その一部は3Dプリンターで制作された。展示される輪郭のすべてが骨の化石でできているわけではない。
Observerは、この標本が2023年には若いT. rexとして展示されていたことも振り返っている。Observerは現在、この標本をNanotyrannusとして紹介している。この同定と2023年の紹介は分けて理解する必要がある。
売却後の行き先はなお不明
Observerは、こうした売買を巡る異なる立場を紹介している。民間の発掘は化石の回収資金を賄える一方、研究者は標本に接する機会を失うことを懸念する。
落札結果だけでは、将来博物館に貸し出されるとも、永久に一般公開されなくなるとも判断できない。売却後のJodiを閲覧、展示、研究するための条件は、今後確認していく必要がある。