ハッブル、NASAが望遠鏡の将来について企業に意見を求める
· BehindLines 編集部
NASAが10月30日に公表した発表によると、同機関は10月29日、ハッブルの将来について企業への意見募集を開始した。望遠鏡の軌道を引き上げること、機器を改良すること、運用終了に備えることなどが、検討されている選択肢に含まれる。新たな作業を行うかどうかは、まだ決まっていない。
同機関は回答の締め切りを11月30日としている。利用可能な商業的能力を把握しようとするもので、ここでは選定された事業者は発表されていない。高度を維持することと、機器を修復することは、異なる必要に応えるものであり、この二つの作業は同じではない。
変化する軌道
ハッブルには、軌道を維持するための推進装置がない。大気の抵抗によって、高度は徐々に下がっている。NASAが示した分析によれば、大気圏への再突入は2033年か2034年になる可能性が高い。このため同機関は、2032年までに作業を行う必要があるとみている。これらは予測上の見通しであり、承認された任務の日程ではない。
整備によってすでに姿を変えた観測所
NASAの年表は、2009年5月の最後の宇宙飛行士による訪問が何を変えたかを振り返っている。アトランティス(Atlantis)の乗組員は、新しいカメラと紫外線分光器を取り付け、ジャイロスコープとバッテリーを交換し、機器を修理した。5回の船外活動を経て、ハッブルは軌道上に再び放たれた。
この歴史は、観測所の寿命を延ばすことが、その観測内容をも変えうることを示している。しかし、スペースシャトルから行われた作業を、商業事業者が今日再現できることを証明するものではない。
科学的な意義は依然として具体的だ。ESA/Hubbleのよくある質問は、宇宙からの観測によって、地球の大気に遮られる紫外線を捉えられると説明している。また、将来の軌道離脱を容易にするため、2009年に捕獲用の装置が追加されたことにも触れている。
観測を延ばすことと、運用終了の準備をすることは、このように同じ技術的課題の一部である。今回の意見募集は、利用可能な能力に関する回答を集めるものであり、その実現可能性の評価、事業者の選定、任務の実施は、なお別々の段階となる。