カナダとEU、モントリオールでの首脳会議を終える
· BehindLines 編集部
カナダと欧州連合(EU)は2026年10月30日(金)、モントリオールでの2日間の首脳会議を終え、「未来のための同盟」と呼ぶ枠組みを立ち上げた。カナダのマーク・カーニー首相、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長、欧州理事会のアントニオ・コスタ議長が出席した。
CP24が転載したカナディアン・プレスによると、双方は7ページの共同声明を発表し、産業面の協力拡大とサプライチェーンの統合強化を掲げた。カナダはウクライナ向けのEU融資の枠組みにも参加し、当初の拠出額は5億ユーロ、約7億7500万カナダドルである。北極圏と国境の安全保障についても協議が続いている。
グローブ・アンド・メール紙は、この融資が900億ユーロ規模で、ウクライナの2026年と2027年の予算と防衛の需要を賄うものだと説明している。同紙はまた、カナダが欧州のスーパーコンピューター網を利用できること、ガリレオとエラスムス・プラスをめぐる協議の開始、カナダ国境サービス庁とフロンテックスの作業取り決めにも触れている。
デジタル分野の描き方は二つの報道で少し異なる。CP24は新たなデジタル貿易協定に言及し、グローブ・アンド・メール紙は実質的な交渉が終わったと伝えている。これらの記事では文書の全文は示されていない。
最も議論になっているのは用語である。カーニー首相は「準加盟国の地位」に向かうと述べ、フォン・デア・ライエン委員長も同じ表現を使った。しかしグローブ・アンド・メール紙によれば、共同声明にはこの言葉がなく、ドイツやフランスなどが反対しており、EU条約上の法的根拠もない。同紙は、委員長が完全な加盟は「不可能」だと考えているとも伝える。
この連携が具体的に何を意味するのかは、まだ分からない。CP24は8か月の交渉と、カナダが2027年半ばまでにエラスムス・プラスへの参加を目指していることを挙げる。グローブ・アンド・メール紙は、正式な交渉が6月ごろに行われる見通しだとする。大半の合意の日程は明らかにされていない。